2014年の11月28日(金)にワニブックス様から発売された、拙著『口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件』には、私がナンパを始めるきっかけとなった人物が登場します。
それが、新卒で入社した某広告代理店の先輩プランナー「パプリカさん」。
人気イラストレーターの栗生ゑゐこさんに描いていただいたイラストはこの上なくソックリで、おそらく本人を見かけたら気づかれるんじゃないかと思うレベルです。
書籍では割愛していますが、パプリカさんとは新入社員の歓迎会を兼ねたお花見で声をかけられ、その日の内に下北沢へナンパに連れて行かれました。
そこでは(イケメンの)先輩がもう一人一緒だったのですが、まぁ二人とも楽しそうにナンパするんですよね。
いくら無視されても断られても一切めげないし、恥ずかしいともカッコ悪いとも思わずにフットワーク軽く次々と声をかけていくわけです。
結果、そのときは2人組の女の子と一緒にオシャレなバーに飲みに行くことができました。翌日も仕事だったので普通に解散しましたが、女の子たちとはその後も何度も遊びにいく関係になっています。
「山手線一周の旅」でナンパにハマる!
こうして会社に入って間もないタイミングでナンパの楽しさを知った私は、その後パプリカさんから「ゴールデンウィーク 山手線一周の旅」に誘われます。
このエピソードは、本書の第1章に収録されています。JRのワンデイパスを購入して、山手線の駅を一駅ずつナンパして回るという極めてバカバカしい企画。
ルールは「一駅あたり最低でも1人の女の子に声をかけて仲良くなる」というもの。
当然、興味のない相手にやっつけで声をかけても意味がないので、タイプの子を見つけるまで一つの駅から動けないという話になるわけです。駒込、田端、鶯谷あたりはかなり苦労しました。当時我々の降り立った時間帯は若い女の子がほとんどおらず、声をかける相手自体なかなか見つからないのです。
それでも妥協を許さない無駄なストイックさでルールを遵守したため、あっという間に日は暮れて山手線は半周しかできずに終了。
しかしこの日の経験は、私のナンパへの抵抗感を一気に取り除いたばかりか、その楽しさにハマってしまうきっかけとなったのです。
というのも「一日中ナンパする」という前提でいるため、断られることなど当然過ぎて怖さや恥ずかしさなどの感覚が麻痺し、常にハイテンションで声をかけられるようになったからです。
それは成果にも結びつき、声をかけて嫌な顔をされるということがほとんどなくなっていきます。こうなると、飲みに行ったり連絡先を交換するといった「成果」が得られなくても、心が傷つかないどころか十分に楽しめてしまうんですね。
だって初対面の可愛い女の子と仲良く会話ができてしまうんですから。
声かけの恐怖がなくなればナンパは楽しい
「具体的な成果がなくても十分楽しい」という感覚が持てるようになると、ナンパ自体を楽しめるようになるのでフットワークが軽くなります。
こうして毎週のようにパプリカさんとナンパに繰り出すようになるのですが、その行き先は銀座、六本木、渋谷など様々でした。
書籍では第2章を「六本木・銀座編」、第3章を「渋谷編」として、それぞれの街でのナンパエピソードを収録しています。
ブログでは公開していない書き下ろしエピソードも含まれています。
こうして私自身が体験してきたエピソードを時系列でまとめ直すことで、読者の方も一緒に成長していけるような構成となっております。
おそらく「口ベタで初心者のくせに初期の頃からトークが流暢すぎるだろ」というツッコミをいただくかと思いますが、コミュ障の失敗談ばかり収録してもまったく面白くないので、そのあたりはご容赦ください。
第4章は「いきなり路上ナンパなんてムリ」という方に向けて「トレーニング編」をご用意。
個人的にはこの章が一番コミュニケーション力を高める役に立つのではないかと思います。
第5章は「仕事編」で、ナンパによって培ったコミュニケーション力がどのように仕事に生かされたのかを披露しています。
最後の第6章は「番外編」で、ストーリー上関係ないけど、ナンパをしてたら直面するいろんなパターンの女性に対する攻略法を記しています。
全体的にブログで紹介したエピソードをもとに構成していますが、大幅な加筆・修正を行っているため、ブログ読者の方でも新作としてお楽しみいただけるはずです。