これまでネットで課金することに極度の抵抗があった私ですが、最近そのマインドがかなり変わってきていることを実感しています。
一つは、自分でも有料のデジタルコンテンツ(note)を販売しはじめたことで、「Webコンテンツにお金を払ってくれる人がこれだけいるのか」ということをリアルに経験し、世の中と自分の感覚のズレに危機感を覚えたからです。
「自分の感覚」というのは、自分みたいな無名ライターの書いたデジタルコンテンツにお金なんて絶対払わないだろう、という感覚です。
実際は「自分みたいな無名ライターの書いたデジタルコンテンツ」であっても、数百円〜数千円を支払ってくださる方がいる。それは(私のコンテンツの良し悪しとは別に)、それだけ有料コンテンツに課金することへの抵抗がない人が増えているということです。
これまで意地でも有料コンテンツに課金せずに生きてきて、周りもみんな同じような感覚だろうと考えていた自分が、いかに時代遅れだったのかを痛感しました。
もう一つは、有料のデジタルコンテンツを販売するようになると、勉強のために自然と有料コンテンツにも手が伸びるようになって行くということです。なぜなら有料コンテンツの販売方法は、やはり有料コンテンツから学ぶのが最も手っ取り早いからです。
具体的にいえば、有料noteの売り方については、売れている有料noteを購入してみることが一番の勉強になります。
別に「有料noteの稼ぎ方」として具体的に書かれていなくても、「なぜこのnoteは売れているのか」「どんな情報について、どんな書き方をして、どれくらいの値付けをすれば売れやすいのか」などを自分なりに分析すれば、売れるコンテンツの作り方はある程度学ぶことができます。
もちろん無料でわかる情報からでも多くの学びは得られるのですが、よりリアルな情報を得るためには、自分で有料コンテンツを買ってみるという体験をすることは必須です。
使ったお金を「消費」で終わらせるか「投資」に変えるかは、自分次第。
有料noteを買って、単に「面白い文章だった」という感想で終わってしまうと、そのお金は「消費」したことにしかならないため、「内容が分からないもの」に課金することに躊躇してしまう人も多いでしょう。
しかし、お金を払って学んだことを自分のnoteの販売戦略(のみならずあらゆる仕事)に生かし、使った金額以上の利益を生むことができればそれは「投資」になります。
お金を払ってみた結果、「期待した内容と違った」「全然役に立たなかった」と感じたとしても、「この金額でこの内容だと購入者は満足しないんだな」という感覚が得られることは、自分のコンテンツ制作の際に必ず役に立ちます。
内容に関わらず、使ったお金は自分次第で「投資」に変えられるということです。
確実に投資効果が得られるはあちゅうさんのnote記事
その意味で、きわめて投資効果が高いと感じたのが、最近話題になったはあちゅうさんの「あらゆる場所に宣伝材料をまくということ」mというnote記事です。
ネット業界の多くの著名人から絶賛されていたので、どんな内容なのか気になり、この記事目当てで有料マガジンを購読してみました。
感想としては「自著を発売する前に読みたかった…!」です。
なぜならこのnoteの情報を実践するだけで、間違いなく600円の何十倍以上の印税がプラスされるだけの効果が得られるからです。(私のような無名著者の本でも、おそらく数千円〜数万円単位で印税が変わってくる)
つまり課金した以上の利益に直接的につながる内容でありました。もし2作目を出せる機会があったら間違いなく実践するし、さらに自分のアタマで考えて、自分なりの改良を加えてみたいと思います。
内容については触れられませんが、非常にシンプルで誰でも実践できる方法ながら、言われなければなかなか気づかないような、目からウロコの工夫でした。自分でコンテンツを制作・販売している方は、間違いないなく読んでおくべき内容でしょう。
購入して思ったことは、この記事単体としても600円以上の価値があるのにも関わらず、なおかつ毎日更新されるその他のエッセイも読めるというのは、あまりにもコスパが良すぎるということです。noteの人気ランキング上位にいる方が、どのようなコンテンツを更新しているのかを知ることは、自分の月額課金マガジンを運営する上でとても勉強になります。
私はナンパ・恋愛ジャンルの記事を書いているため、課金して読んだからといって金銭的な利益に直接つながるものではありませんが、購入くださった方に「投資効果が高い」と思ってもらえるようなコンテンツを更新していきたいと思った次第です。