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YouTuberコムドットと平成フラミンゴの騒動全貌まとめと提言

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普段のテーマと全然関係ないのですが、どうしても書きたくなってしまったので書きます。

YouTuberのコムドットと平成フラミンゴが、7月27日に東京ドームで開催される「Creator Dream Fes(CDF)」というイベント出演の件で揉めており、ファンたちの間でちょっとした騒動になっています。

CDFは、コムドットとABEMAが主体となって企画しているイベントであり、平成フラミンゴ(含むその他出演クリエイター達)は、コムドットからの出演依頼を受け、合意をしたことで出演が決定していました。

しかし急遽、平成フラミンゴの出演見送りが発表されたことで、ファン達の間で騒ぎに発展していきます。

以下、まずは時系列順に、簡単なあらましをまとめておきます。

1. 事態のあらまし

  • 4月29日、コムドットのチャンネルで「【合計5組】超豪華クリエイターに突撃して東京ドームのイベントの出演依頼してみたwwww」という動画が公開され、動画内でCDFへの出演を打診された平成フラミンゴは、出演に合意。

  • 6月13日、CDFの公式Twitterにて、平成フラミンゴのイベント出演がなくなったことを報告

  • 6月16日、平成フラミンゴが自身のチャンネルにて「クリエイタードリームフェス出演見送りについてお話させてください」という動画を公開し、出演見送りとなった理由や経緯を説明。

    ※簡単にいうと、事務所所属のクリエイターである平成フラミンゴは、イベント出演にあたっては主催企業から事務所へのオファーを経て、詳細について説明を受けてその内容に合意し、正式な契約が結ばれた段階で出演決定となるため、まだ合意・契約前の状況で、本人達が出演合意した動画を公開されてしないで欲しいと止めたものの、聞き入れられずに公開されてしまったことや、コムドットと直接やりとりしたかったけど「運営」から直接連絡をとらないようお願いされていたのでできなかったこと等、イベント運営やコムドット側にネガティブな印象を与えかねない説明を含むものだった。

  • 6月23日、コムドットのリーダーやまとが以下のツイートを投稿。

    「自分の言葉で喋ったか誰かに言わされたか知らないけど、証拠そろってるのに被害者ヅラして視聴者に嘘をついて、保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ 本当のことを自分たちの言葉で話してくれるのをコムドット全員友達として待っています」

    ※この時点では具体的に誰を指しているのか明言されていないものの、文脈的に平成フラミンゴへのメッセージであることは明らかだったため、「友達」に対する棘のある言葉遣いや脅し文句のような内容に批判が殺到し、炎上。

    ※さらにこれをメンバーのゆうた、あむぎりがリツイートしたことで、やまと単独の暴走ではなく(少なくとも2人は)やまとの意見に同調していると受け取られ、ファン達はショックを受ける。(私の確認した限りでは、ひゅうが、ゆうまはRTしておらず、その理由については特に言及されていないが、6月30日の動画で、全員合意の上でなされたツイートであったと説明され、さらにショックを受けたファンもいた模様)

  • 6月28日、コムドットがYouTubeの「コミュニティ」(テキスト投稿機能)やインスタストーリーズにて、「少しの間の動画投稿のおやすみをする」ことを報告。やまとからは「炎上がおさまるまでの時間稼ぎではなく チームでしっかり話し合いをして しっかり一本の動画にするので少しだけ時間をください」との追記があり、要するに本件について状況を整理した上できちんと説明する動画を公開するので待ってて欲しいと説明。

  • 6月30日20:30に、コムドットが「CDFについて」という動画を公開し、騒動に対する謝罪と、平成フラミンゴの説明に事実と異なる点や、視聴者に誤解を与えるような内容が含まれていた点について説明される。(しかし視聴者が一番気になっている疑問に対する説明がなかったため、納得しきれていないファンが多く残る状況)

  • 結果として、コムドットのチャンネル登録数は(7月3日18:30現在、416万人から409万人と)7万人も減少。

以上がおよその流れです。

本件の論点を明確にするために、平成フラミンゴとコムドットそれぞれの説明動画から、両者の主張の要点をまとめます。

2. 両者の言い分

平成フラミンゴ側の主張

  • 4月29日公開のコムドットの動画で、サプライズでCDFへの出演オファーをされ、平フラの2人は合意した。(イベントへの出演意思はあり「すごく出たかったって気持ちは嘘ではない」「本当に楽しみにしてた」)

  • しかし2人は事務所に所属するクリエイターのため、本来は主催者から事務所と本人達に正式なオファーをもらい、イベントのコンセプトや詳細を説明を受け、その内容に合意した上で契約を結ぶ手順を踏む必要があり、平フラはその手順が当然あると思っていたところ、オファーを受ける前に上記動画が公開される旨、事務所に連絡が入ったため、「正式な依頼前に動画をあげないでほしい」とお願いしたものの、最終的に動画が勝手に公開されてしまった。

    ※この点は、事務所に動画公開の連絡が入ったタイミングとそれにストップをかけたタイミング、そして運営がコムドットにその事実を伝えたタイミングがわからないため、コムドット側が平フラの要望を無視したとは限らず、単に平フラからのストップが入っていることを知る前に動画が公開されてしまった可能性や、そもそも運営から事務所へ「正式なオファー」がなされていない(あるいは事務所から正式な合意を得られていない)ことがコムドット側に伝わっておらず、コムドットは平フラから直接OKをもらっているから問題ないと判断して、悪意なく公開してしまった可能性もあります。

    ※とはいえ、コムドット側の発言を見る限りは、おそらく平フラとは仲の良い友達であり、本人達から合意が得られているのだから、「契約」のような堅苦しいビジネス手順を端折ったり、後回しにしたりしても問題ないだろうという考えで、正式合意を得る前に動画公開に踏み切った可能性も十分考えられます。(だからこそこの点の説明が必要だと思います)

  • 平フラとしては、正式な手順を踏む前に動画が出てしまったものの、自分達が出演したい事に変わりはなかったので、何とか出演できるよう、事務所と一緒に出演の仕方を模索していた。(ここで初めてイベントのコンセプトや詳細を聞いた)

  • そうした中、実際にどんなパフォーマンをするのか等、イベント内容を「みんな」で話し合おうと掛け合ってみたものの、それも叶わなかった。(運営側からは東京ドームで「歌を披露して欲しい」と言われており、歌以外の出演も相談したが叶わなかった)

    ※ここの部分が一番表現が曖昧で理解しづらいポイントです。「みんなで話し合おう」の「みんな」とは誰を指していて、「掛け合ってみた」のは誰が誰に、どのような内容で掛け合っていて、それが「叶わなかった」というのはどういう理由で、何が叶わなかったのかが読み取れません。

    ※おそらく、運営側からは東京ドームで「歌を披露して欲しい」と言われていたが、歌は簡単に作れるものではなく、イベントまで時間がない中で付け焼き刃で作ったとしても、誰の心にも響かないパフォーマンスになってしまうため、歌の披露は困難と判断した平フラが、歌以外での出演の形も含め相談し、どんなパフォーマンをすればいいか「みんな」(運営とその先にいるコムドット含む)で話し合いたいと掛け合ってみたものの、叶わなかった(歌以外のパフォーマンスに運営が難色を示したか、「みんな」での話し合いの場を設けてもらえなかった)ということでしょう。

    ※ただしこの点についてコムドット側は、平フラから「4者間で話し合いたい」という提案は全くなかった、と反論しています。

  • コムドットと直接やりとりをして話したかったけど、「言った言わない」の問題が起こるとトラブルに発展しかねないため、このイベントに関してクリエイター同士で直接会話をしないで欲しいと「運営」のほうからお願いをされていて、平フラはその約束を守っていた。

    ※この言い方だと、平フラ側はコムドットと直接連絡をとって話し合いたかったけど、「運営(ABEMA)」からやめてくれと「お願い」されていたからできなかった、と解釈する人が多いと思いますが、これをコムドットが否定。運営からそのような「お願い」をしたことは断じてないこと、自分達も連絡を取ろうとしていたけど、いざ話し合いの時になると平フラからの連絡が返ってこなくなったことなど、動画で反論。

    ※この点については、平フラ側の「運営」というワードが指している対象や意図が明確ではないことや、平フラから連絡が返ってこなくなった「話し合い」がどのタイミングのものを指しているのか明言されていないため、反論としてあまり意味をなしていません。

  • 平フラの二人は、出演見送りとなってしまったことについていち早く自分達の口から話したかったものの、まずは認識の相違がないよう、コムドット含む運営側と自分達含む事務所側の4者で話し合った上で公開したいと考えていたが、それも叶わず、自分達と事務所の同意なく、CDF公式Twitterから先に発信がされてしまったため、緊急で動画で説明することになった。

上記の内容が事実であれば、客観的に見てコムドット側に非があるのは明らかであり、コムドットが「自分達に非はない」と主張したいのであれば、まずは以下の2点について(事実関係を明らかにした上で)否定をする必要があります。

  • 正式に契約成立した後で公開されるべき「出演合意」の動画を、契約成立前に承諾なしで公開したのは事実か?
  • 平フラのイベント出演見送りについて、事務所や平フラの同意なく、CDF公式Twitterから先に発信したのは事実か?

本件トラブルの根本原因は主にこの2点にあるため、この2点が「事実無根である」とコムドット側が主張しない限り、コムドットの対応や進行に問題があったという批判は覆せないでしょう。

コムドット側は、平フラが公開した動画について「自分達に1つの確認もなく、爆弾のように投下されてしまった」「仁義を欠くのではないか」と言っているものの、平フラ側からすれば

  1. 契約成立前に、無断で出演合意の動画が公開された
  2. 出演見送りの決定について、同意なくCDF公式Twitterから先に発信された。

という2点について、先にコムドット含む運営側から「仁義を欠く対応」をされているわけなので、コムドット側のこの言い分は筋違いだろうと思います。

そのためコムドットとしては、上記2点を「事実無根」と否定するか、上記2点が事実であったことを認めた上で謝罪をするかの2つしか、騒動をおさめるための(ファンに理解・納得してもらうための)選択肢はないわけです。

しかしながら、6月30日に公開された反論動画では、その点については一切触れられませんでした。

意図的なのか本人達が論点を理解しきれていないのかわかりませんが、コムドット側の主張は以下の通りです。

コムドット側の主張

  • 平フラの出場辞退が決定する前から、平フラの2人にはやまとから何度も連絡をしていたが、2人と直接が取れることはなかった。

  • 実際NICOとは話し合いをしようと連絡をとっていたが、いざ話し合いをしようというその時になると連絡が返ってこなくなってしまった。

  • 平フラの動画では、クリエイター間で直接連絡をすることは「運営」から止められていたとされているが、断じて運営側からそのようなことを2人に言った事実はない。実際にクリエイター同士の会話を控えるという取り決めを破り、(やまとから)2人に連絡をしたのは反省すべき点だと考えているが、友達としての関係が大事だと思い、事態が悪化する前に2人に連絡をした。

    ※この点は、おそらく一部編集でカットされているため、前後の意味が通らず、非常にわかりづらい内容になっています。(後述します)

  • 平フラの2人が、上記ルールを守ってやまとからの連絡に返さないのであれば、一言「そのルールを守っているから連絡は取れない」と言って欲しかった。

  • 平フラの動画では「(事務所や運営を含む)4者間で話したいと何度も訴えかけていた」とあるが、クリエイター同士の会話を控えるというルールを守っている段階では、そのような提案は全くなかった。

    ※この点は、まず平フラの動画で「何度も訴えかけていた」という発言はなく、事実誤認であることに加え、平フラ側がどのタイミングで、誰に対して「4者間で話したい」と掛け合っていたのかが明らかにされていないため、有効な反論になっていません。

  • コムドット側は、運営から事務所に「4者間で話したい」と掛け合ってもらったが、それも断られてしまった。結果、2人に対する不信感が生まれ、直接連絡するのは難しいと判断し、例のツイートに至った。

    ※この辺り、時系列がわかりづらい説明ですが、おそらく「平フラは4者間で話したいと掛け合っていた(コムドットはそんな提案は全くなかったと否定している)」→「平フラが動画公開」→「コムドットは、4者間で話したいと運営から事務所に掛け合ってもらったが断られる」→「2人への不信感が生まれ、例のツイート」ということだと思います。

  • ネット上ではかなり批判をされたが、そのツイートの後、ずっと連絡がとれなかった2人とやっと連絡がとれるようになったため、あのツイートにも意味があったのかなと思っている。

  • 平フラの動画が、運営やコムドットに対する誤解や不信感を生む内容だったことは事実であり、その証拠もある(が、それらを公開して平フラの2人の立場を奪うようなことはしたくない)ので、2人の方から世間の誤解を解く動画を再投稿して欲しいとお願いしたが、「認識の違い」と一蹴されてしまい聞き入れてもらえなかった。

  • 2年間ずっと友達としてやってきたのに、CDFが始まってから急に仕事相手としての線を引かれた気がして、それがちょっと飲み込めない。「仮にもこれまで一緒にやってきたのに、CDFはすごいいっぱいの人が関わるから、社会人としてやらなきゃいけないから、ここは大人だからって急にそんな殻に入るのはずるい」「そんなこと今まで1回もしてきてないのに」「それは俺らびっくりするわ」。

上記がコムドットの主張であり、視聴者が知りたい肝心のポイントについては言及されていません。

そのため問題の本質を捉えた反論になっておらず、正に(平フラが懸念していた)「言った言わない」の議論を展開しているだけになっています。

コムドットが強く誤解を解きたかったのは、

  • クリエイター同士の連絡は「運営」から止められていたとされているが、そんな事実はないこと。(※実際は平フラ事務所からのお願いであった可能性あり)
  • 平フラ側は「4者間で話したいとお願いしたが叶わなかった」と言っているが、そのような提案は全くなかったこと。

の2点でしょう。

しかしながら、今回の平フラの出演見送り決定とその経緯に関して、何よりも重要なのは

  • 「そもそも4月29日に無断で動画を投稿したのは事実か?」
  • 「事実なのだとしたらなぜ無断で公開したのか?」

の2点であり、クリエイター同士が直接連絡を取らないように「お願い」したのが誰かについてや、平フラ側から「4者間で話したいとお願いしたけど叶わなかった」ことが事実かどうかは、本筋とは関係のない枝葉の議論でしかありません。

それらの誤解によって、イベントやコムドット含む運営にネガティブな印象がついてしまったことに対して、納得のいかない気持ちや怒りたい気持ちになるのはわかりますが、最も重要な本筋における自分達の非に触れることなく、枝葉の話を挙げて平フラに反論をするのは、あまりにも的外れだろうと思ってしまいます。

平フラ側から「4者間で話したいというお願い」が実際にあったかどうか以上に、「参加クリエイターが不安や懸念を抱くことなく参加合意ができて、滞りなく準備が進んでいく状況が作れていたのか」「平フラが問題なく参加できるように、彼女達のために自分達運営側が適切な対応や動きができていたのか」についてのほうが圧倒的に重要です。

おそらく、それができていなかったから今回の事態に発展しているわけで、その責任は主催であるコムドットや運営側にあるにも関わらず、感情的に「言った言わない」の議論を展開しているだけでは、問題の解決につながらないのは当然です。

ちなみにコムドットの動画の中で、視聴者がもっとも頭を捻らせたのは、4:27〜4:50のやまとの説明でしょう。

「2人の動画では、クリエイター間で連絡をすることは運営から止められていたとありますが、断じて運営側からそのような事を2人に言った事実はありません」

「実際にクリエイター同士の会話を控えるという取り決めを破り、2人に連絡をしたのは僕の反省すべき点だと考えていますが、友達としての関係が大事だと思い、2人に事態が悪化する前に僕の方から連絡をしていました」

つまり、「クリエイター間で連絡をすることは運営から止められていた」点について、「そのような事実はなかった」と言っている(≒クリエイター同士直接連絡しても問題なかったとも取れる)一方、「実際にクリエイター同士の会話を控えるという取り決めを破り、2人に連絡をしたのは僕の反省すべき点だと考えている」と「取り決め」があったことを前提とした発言をしているため、一文目と二文目で意味がつながっておらず、理解しづらいということです。

これは、おそらく以下の意味合いだろうと思います。

「運営側がそのような発言をしたことは断じてなく、実際にそうした要望を言い出したのは平フラの事務所からであり(それについては証拠も揃っており)、コムドットはその取り決めを受け入れたものの、やまとから2人に連絡をしてしまったことは、反省すべき点だと考えている」

つまり、やまとは「運営側からそのようなお願いをした事実はない」と否定しているものの、「そうした取り決めが自体がなかった(クリエイター間で連絡を取り合っても問題なかった)」と言っているわけではない、ということです。

そして、上記1文目の2文目の間が編集でカットされているため、もしかしたら、本当はそこに「そうした取り決めを言い出したのは平フラの事務所側であり、その証拠も残っています」という説明があって、(平フラ側への配慮から)カットしたのかもしれません。

要するに、「やまとから2人に直接連絡をしたことは、(平フラ事務所側からお願いされた)その取り決めを一方的に破る行為であり、(それによって多少なり現場を混乱させてしまった面もあるため)僕の反省すべき点だと考えている」と言っている、ということです。

こうすれば話が通りますし、コムドットが「証拠」を武器に感情的に反論したくなる気持ちもわかるので、その可能性が高いのではと思っていますが、真実はわかりません。

単純に「運営側がそのような発言をしたことは断じてない(ので、平フラがそうした認識だったのだとしたら、それは事務所からの説明の仕方に問題があったのだと思う)が、実際に平フラ2人の中では、コムドットとは直接連絡をとらないという取り決めがあったから連絡をとっていなかった中で、2人に連絡をしてしまったことは(自分は承知していない取り決めではあるものの)僕の反省すべき点だと考えている」という謙虚な意味合いの可能性もあります。

が、いずれにせよ枝葉の話でしかありません。

3. 時系列の推理

両者の言い分をもとに、本件裏側では実際どのようなことが起きていたのか、時系列順により詳しく整理してみます。(一部想像や推理が含まれます)

  • 4月29日以前(おそらく4月20日〜27日あたり)コムドットと平フラが宮古島旅行の動画を撮影していた際に、CDFへの出演依頼を打診。平フラはもちろん出演したいという気持ちがあったため、その場でひとまずスケジュールを確認した上で、これに合意。

  • 本人達は合意したものの、(コムドット以外にも営利企業が関わるビッグイベントである以上)主催企業から事務所に正式にオファーが入り、両社での契約を経た上で仕事を受けるのが通常の流れであり、当然そうしたオファーが入ると思っていた。(思っていただけで、平フラ側からコムドットに確認することはせず、特に何もせずに待っている状態だった)

  • その後、正式なオファーの連絡が入る前に、「運営」からコムドットの動画が公開されると連絡が入り、まだ正式オファー(あるいは合意)前なので、動画はあげないで欲しいとお願いするも、結果として、4月29日に無断で動画が公開されてしまう。

    ※コムドット側が、「平フラはこれまで一緒にやってきた友達だし、2人は喜んで合意してくれていて、参加することは確定なのだから、公表しても問題ない(運営と事務所の取り決めは後回しでもなんとかなるだろう)」と考えて、独断で動画を公開した可能性あり。

  • これによって平フラ側に多少の戸惑いはあったものの、イベントに参加したい気持ちは本当だったので、まだ正式な合意には至っていない状況だったものの、その点も含め、イベント出演する方向性で事務所と一緒に調整に動く。

    ※おそらくこの段階で、平フラは事務所から「今ABEMAと条件や内容について話を詰めているところで、クリエイター同士が直接やりとりをして条件や内容に関して『言った言わない』の認識の違いが生じてしまうとトラブルになりかねないので、諸条件が確定して正式な契約が結ばれるまでは、コムドットと直接やりとりをしないで欲しい」といったお願いをされ、同様の説明がコムドットにもされたものと思います。(そしてこの時点で、コムドット側は「平フラ側の事務所の意向で、平フラとは直接やりとりしないで欲しいとお願いされている」と聞かされた可能性があります)

    ※一方、平フラとしては、実際は事務所からお願いされたものの(事務所単体の意向と知っていたかは別として)イベント実施に向けた調整の中でそうした取り決めがなされたのであれば、それは実質「運営」側の意向でもあり、「運営側からお願いされた」という認識で、コムドットと直接連絡を取らないようにしていた可能性があります。

  • その後、平フラは事務所や運営との話し合いを通して、パフォーマンス内容について相談していくも、「いろいろ」あって運営への不満や不信感が生まれてしまう。

    ※「いろいろ」には、たとえば「歌のパフォーマンスを依頼され、それは時間的に間に合わないから難しいと説明したけど聞き入れてもらえなかった」とか、「条件面等で平フラ側の提案を飲んでもらえなかった」とか、「そもそも正式契約前なのに、合意していない話が勝手に進んでいってしまう状況だった」とか、「担当者の返事が遅いないし連絡がつかない状況が多くて、話が進まない中、時間ばかり過ぎていく状況だった」等々が考えられます。

    ※ここで、平フラの動画にあった「これに関わる全員(4者間)でお話をしませんか?というお願いをさせてもらったけど、それも叶わず」という発言について、このお願いは誰に対してしたものなのか明言されていませんが、コムドット側が「この時点で平フラ側からの4者間での話し合いの提案はなかった」と言っているため、おそらく平フラは事務所に相談したけど(運営との調整がついていないから事務所判断で却下され)叶わなかった、ということではないかと思います。

  • 平フラはコムドットに連絡をして話し合いたいと思っていたものの、クリエイター同士での連絡はしないで欲しいと言われていたので、連絡はしなかった。

  • コムドット側は、平フラとの話がうまく進んでいない旨、運営から報告を受けており、やまとから平フラの2人に直接話をしようと連絡していたが、2人と直接が取れることはなかった。NICOとは話し合いをしようと連絡がとれたこともあったが、いざ話し合いをしようというその時になると、連絡が返ってこなくなってしまった。(「やまとがクリエイター同士の会話を控えるという取り決めを破り、2人に連絡をした」というのは、この時のことを指しているものと思われる)

    ※やまとはこの取り決めを破ったことについては反省すべき点と考えているが、友達としての関係が大事だと思い、事態が悪化する前に2人に連絡をした。(上記ルールを守って返事を返さないのであれば、一言「そのルールを守っているから連絡は取れない」と言って欲しかった)

    ※この点、おそらく事務所と運営の方で話がまとまっておらず、ここでコムドットと平フラが直接やりとりをしてしまうと、余計に話がややこしくなると判断した事務所が、ひとまず2社間での話し合いが着地するまでは、コムドットと直接話をしないよう、平フラに再度念押ししたのではないでしょうか。

    ※この際、コムドット側が取るべきだったのは、(平フラからの連絡が返ってこないのであれば)平フラとの直接のやり取りにこだわることなく、4者での話し合いの場をコムドット主体で組むことだった、と言えるでしょう。(この動きが実際になされたのかどうかはわかりません)

  • そうして平フラとコムドットが直接やりとりすることがないまま、運営と事務所の両社の間で(「いろいろ」あって)最終的な合意に至らず、準備の時間も含めて物理的に出演が難しいと判断した平フラが、出演を辞退することを決断。

  • 平フラとしては、この決定やそれに至る経緯について、まずは認識の齟齬がないよう、コムドット含む運営側と自分達含む事務所側の4者で話し合った上で公開したいと考えていたが、それも叶わず、6月13日、CDFの公式Twitterにて、平フラ側の同意なく、平フラのイベント参加中止が公表されてしまう。

    ※CDF運営側としては、平フラ目当てでチケット購入してくれている人がリアルタイムに増えている中で、いち早く参加中止を報告しないと返金対応が増え続け、損失が広がっていく状況だったため、4者間での話し合いの場を設ける時間を取る余裕がなく、平フラ側の同意を得ずに情報公開に踏み切ったものと思われる。

  • これを受けて、6月16日、平成フラミンゴは動画を公開し、出演見送りとなった理由や経緯を説明。

    ※コムドットに事前連絡をしなかったのは、クリエイター同士連絡を取り合わないルールだったことに加え、そもそも「①正式合意前に無断で動画を公開し」「②イベント詳細の話し合いの中でも運営側に不満や不信感を抱くきっかけがいくつもあり」「③参加見送りの件も、同意を得ないままTwitterで公開されてしまった」ことがあったため、つまり先に不義理を働いたのはコムドット含む運営側であり、それに対するファン達への説明動画を公開する上で、自分達だけそこの筋を通す必要はない、と考えた可能性があります。

  • この動画を受け、コムドットは「4者間で話したい」と運営から事務所に掛け合ってもらったが断られてしまい、結果、2人に対する不信感が生まれ、直接連絡するのは難しいと判断。自分達が本気で取り組んでいるイベントが、信頼していた友達によってネガティブなイメージを付けられてしまったことと、その件について直接2人と連絡が取れない状況に苛立ちが募り、6月23日に感情的なツイートをしてしまう。

  • このツイートをしたことで、ずっと連絡がとれなかった2人とやっと連絡がとれるようになる。

  • やまとはコムドットと平フラの7人だけで腹を割って話したいと望んでいたが、平フラからそれでは解決しないと受け入れられず、事務所や運営も含めた4者間での話し合いの場が設けられる。(おそらく6月25〜28日の間)

  • 話し合いの場において、コムドットは、「平フラの動画は事実と異なる情報によって運営やコムドットに対する誤解や不信感を生む内容だったため、2人の方から誤解を解く動画を再投稿して欲しい」とお願いするも、「認識の違い」と一蹴されてしまい、聞き入れてもらえず。

  • やまととしては、「2年間ずっと友達としてやってきたのに、CDFが始まってから急に仕事相手としての線を引かれた気がして飲み込めず」「仮にもこれまで一緒にやってきたのに、CDFはすごいいっぱいの人が関わるから、社会人としてやらなきゃいけないから、ここは大人だからって急にそんな殻に入るのはずるい」「そんなこと今まで1回もしてきてないのに」「それは俺らびっくりするわ」といった感想を抱く。

  • 6月28日、コムドットがYouTubeの「コミュニティ」(テキスト投稿機能)やインスタストーリーズにて、本件について状況を整理した上できちんと説明する動画を公開するので待ってて欲しいといった内容を投稿。

  • 6月30日20:30にコムドットが動画を公開し、騒動に対する謝罪と、平成フラミンゴの説明に事実と異なる点や、視聴者に誤解を与えるような内容が含まれていた点について説明される。(しかし視聴者が一番気になっている疑問に対する説明がなかったため、なんのための動画なのかわからず、納得しきれていないファンが多く残る状況)

  • 結果として、コムドットのチャンネル登録数は(7月3日18:30現在、416万人から409万人と)7万人も減少。

以上、多分に個人的な想像や推理が混ざっているものの、両者の言い分に矛盾のないように、時系列に沿って整理してみた形となります。

4. 問題点の整理

平フラの動画に問題はあったのか?

コムドットばかり批判して、平フラ側の肩を持っているように思われるかもしれないので、ここで平フラ側の動画に問題はあったのかを検討してみましょう。

ポイントとなるのは、コムドットが強く否定し、訂正を求めている、クリエイター同士の連絡は「運営」から止められていたという発言についてです。

該当箇所は以下のNICOの発言です。

コムドットと直接やりとりをして「どうなってる?」みたいな事を本当は話したかったんですけど、ただ、やっぱり私たちも事務所に所属してるし、運営があって、コムドットがあって、私たちがあってっていう中で、「言った、言わない」とかってなってくるとどんどん話がこうズレていっちゃったり、「じゃあ誰が悪いの?」とかそういう話になってしまったりしても違うよねっていう事になって。

直接クリエイター同士、私たちとコムドットがこのイベントに関して直接会話をしないで欲しいっていうふうに運営の方からお願いをされてて、私たちもその約束を守ってました。

コムドットと直接話をしないように「運営」からお願いをされていたからそれを守っていた、という点について、運営からはそんなことをお願いした事実はなく、この点について証拠もあるのになんでそんな誤解を生むような言い方をしたのか、と怒っているのがコムドット側です。

この点については、おそらくコムドット側が言っていることが正しく、運営はそんなお願いはしていなかったのでしょう。

ではなぜにNICOは「運営からお願いをされて」という言い方をしたのでしょうか。

考えられる可能性は、以下の4つです。

  1. NICOの言葉選びのミス
    「運営」というのは、「自分達演者2人以外(詳細を詰めてくれている事務所とABEMA)」をまとめて指しており、「運営」には「事務所」も含んでいたパターン。

    ※普通に考えれば「運営」は「ABEMA」を指していると思われ、事務所を「運営」と呼ぶ(事務所を「運営」に含める)のは適切ではないと思いますが、単純にNICOが言葉選びが適切ではなかったパターンです。

    とはいえ、「運営」という抽象的な言葉は「演者以外の人達」を指す際にざっくりとしたニュアンスで使ってしまうケースもあり得るので、この発言一つをとって、「ABEMA側からそうお願いされた」という意図で(事実と異なることを)言ったと断定することはできないでしょう。

  2. 認識違い
    実際にその「お願い」をされたのは「事務所」からではあるが、事務所と運営の話し合いの末、「コムドットと直接やりとりをしないで欲しい」とお願いされたと認識していたため、その「お願い」には「運営」の意向も含まれると思っていて「運営」という言葉を使った。

    ※あるいは、そもそも運営と事務所の打ち合わせを経て、両者の合意として「コムドットと平フラには直接やりとりはしないでもらったほうがよい」という結論に至ったのであれば、実質的に「運営から」お願いされていることと変わらないため「運営」という言葉を使った。

  3. 事務所の説明の仕方に問題があった
    実際にその「お願い」をしたのは「事務所」であり、運営(ABEMA)の意向は含まれていなかった(事務所単独の意向だった)が、事務所からは「運営からお願いされた」と正しくない説明を受けていた。

    ※事務所側は、平フラが理解しやすいよう・了承してくれやすいようにあえて「運営が」という表現を使ったが、これは内々で話をスムーズに進めるための「方便」であり、実際は運営からお願いされたわけではなく、平フラは事務所に言われたことを事実だと思い込んで、そのまま動画で口にしたパターン。(事務所はこの動画をチェックしていなかった、もしくはチェックしたけど見落としていた)

  4. 平フラの自己保身
    実際にその「お願い」をされたのは「事務所」からであり、「ABEMA」側の意向ではないことを理解していたけど、自分達の出演見送りに対する反発やクレーム等を恐れて、あるいはそれまでの運営の対応に対する不信感から、運営の不備に矛先を向けて自分達への批判を回避する印象操作のため、つまりやまとのいう「保身」のために、あえて「運営」という言葉を使った。

個人的には、2もしくは3の可能性が高いのではと思っていますが、平フラの動画の4:51あたりで、NICOが「運営」という言葉を発する際に一瞬「間」があるため、この「間」については、以下2つの解釈が可能かと思います。

1つは、各方面への配慮から言葉を選びながら喋っている中で、特定の誰かに批判が集中することを避けるため、発言元の明言を避けようとして、言葉選びに迷い、結果として抽象的な言葉として「運営」というワードを選んでしまったパターン。

もう1つは、その一瞬の思考の間に魔が差して、若干の自己保身のために、自分達に都合の良い言葉選びをしてしまったパターンです。

ただ、いずれにせよこの点は枝葉の話でしかなく、仮に「クリエイター同士で連絡を取らないでほしい」というお願いをしたのが運営ではなく事務所側だったとしても、その事と平フラが出演辞退に至った原因とは特段関係がなく、世間から平フラへの批判がくる理由にはならないので、そこを「運営」から言われたと嘘をつくことは平フラにとっては何の「保身」にもならず、やはりコムドット側の言い分は的外れではないかと思います。

コムドットからすれば、平フラが「運営」という言葉を使って事実と異なる説明をした結果、運営やコムドット、イベント自体にネガティブな印象がついてしまったと考えているかもしれませんが、先述の通り、本質はそこではなく、この点を争って真実を明かしたところで何の解決にもならない上、コムドットへの誤解を解き、評価を回復することにもなりません。

本件における問題点は何か?

では、本件における根本的な問題点は何かというと、以下の2つだろうと思います。

  1. そもそも5万人以上の観客を集める「東京ドーム」のイベントに、何も決まっていない状態で(具体的に何をやるか・何をやってもらうか決まっていないのに、箱と日程だけ確定させて)「3ヶ月前」とほとんど準備期間のないタイミングで出演依頼をしたこと。
  2. 動画外で、きちんと事務所を通して契約を結んだ上で動画を公開するべきところ、その合意を得られる前に動画公開を踏み切ったこと。

上記2点から、客観的に見て今回の件はコムドット側に問題があったと言わざるを得ません。

「クリエイターの夢を叶えるため」として東京ドームという大舞台を用意し、「何をやってもいい(舞台は用意するから自分たちのやりたいことをやってほしい・夢を叶えて欲しい)」というコンセプトでオファーするのなら、3ヶ月前はあまりにも短すぎるでしょう。

最低でも半年、できれば1年前くらいにオファーをかけるべきではないでしょうか。歌やダンス、漫才など、大観衆の前で披露できるような「一芸」を持っているわけではないクリエイターに対してなら尚更です。

もし3ヶ月前にオファーするのなら、出演してもらうだけでも成立するように、コムドット側が企画も演出も全て考え、万全な準備を整えて、クリエイター達の心理的・物理的なハードルを下げてあげた上でオファーをするべきでした。

たとえば関西コレクションのウォーキングやプロ野球の始球式のように、入念な準備や練習期間がなくても、とりあえず人気や知名度とその身一つあれば成立する(ように主催者側が作ってくれている)舞台であれば、多少急なオファーでもスケジュールさえ合えば受けられるはずです。

しかし「5万人」のファン達が、自分達の(YouTuberとしての個性や魅力を活かした)パフォーマンスを目当てに、安くない金額のお金を払って観に来てくれるイベントにおいては、話が全く変わってきます。

そこで「何をやってもいい」と丸投げされても、「何をすればいいんだろう…」と戸惑ったり、「これをやってみたいけど、準備期間が足りないから絶対に中途半端なものになってしまう(ファン達をがっかりさせてしまう)から難しい…」といった理由で即決できない(運営と詳細を詰めた上でないと、簡単にオファーを受けられない)と考えたりするのは当然でしょう。

パフォーマンス内容やそのクオリティを相手任せにするということは、「とりあえず舞台は用意するから、3ヶ月以内に準備して好きにやってね(スベっても知らんけど)」と勧誘しているようなもので、クリエイター側からすると、とてつもない責任感とプレッシャーがかかるオファーと言えます。

そして、双方のYouTubeチャンネルに出演して一緒に動画を撮ったり、旅行に行ったりすることと、5万人以上の視聴者を集める「東京ドーム」イベントに一緒に出演することは、話の規模が明らかに異なります。

その出演をお願いするにあたって、事務所にオファーをして合意を得るというステップは当然必須であり、それは「友達だから」という理由ですっ飛ばしていいステップではない、と考えるのが一般的な社会常識かと思います。

おそらく事務所側がクリエイター同士の直接のやり取りを禁じたのは、このように「友達だから」という理由で話が進められてしまうと、後々トラブルになりかねないと判断したためでしょう。実際のところ、コムドット側が「友達として」という認識が強くあって、本来のビジネス手順を踏まずに進めてしまったことで、平フラはイベント参加ができない結果となってしまいました。

もしコムドットが「仕事相手」ではなく「友達として」イベントを開催したかったのであれば、ABEMAなど他社の力を借りることなく、コムドット単独で全ての運営を賄う必要があります。それができずに複数の会社を巻き込んで、億単位のビジネスを組んでおきながら、クリエイター同士だけは「友達として」話を進めるというのは、大規模イベント開催にあたっての認識が甘すぎたのでは、と言わざるを得ません。

友達、友達と連呼するコムドットのほうが、友達にとって大切な存在である「事務所」や「ファン」のことまで考えられておらず、雑に扱っていると言えます。逆に言えば、自分たちの雑な対応を「友達だから」という理由で許容してもらおうとしているとも言える。

これではトラブルに発展しても仕方ありません。

5. 提言

コムドットはどうすべきだったのか?

これは単純明快で、各段階において以下の対応をしておけば良かった、ということに尽きます。

第1段階:今回のようなイベント規模やコンセプトであれば、そもそも日程を決めてからオファーをするべきではなく、オファーをして合意を得てから、全クリエイターの「やりたいこと」とそのために必要な準備期間を検討した上で、日程を決めるべきだった。もし見切り発車でスタートするとしても、最低でも6ヶ月後か1年後の設定でオファーをかけるべきだった。

第2段階:「3ヶ月前」にオファーをかけるなら、出演するだけで成立するレベルで、主催者側が企画やパフォーマンス内容、準備に必要なリソース等を全て整えた上でオファーするべきだった。すでに身につけている「一芸」を披露すれば成立する場合や、その身一つで参加するだけで成立するイベントであれば、3ヶ月前でも十分準備や条件面の確認、調整ができたはずです。

第3段階:「3ヶ月前」に「なんでもやっていい」という丸投げのオファーをし、動画内ではそれに合意してくれたとしても、事務所と運営会社との調整が完了して正式合意に至る前に、動画を公開すべきではなかった。ただでさえ無茶振りに近い「3ヶ月後に東京ドームで5万人の観衆の前で好きなことやっていいよ」というオファーに対して、本人達が「自分達に何ができるのか?」「それは本当にできるのか?」という検討期間を取りたいのは当然であり、「これならできる(ファンの人たちを落胆・失望させることなく、喜んでもらえるパフォーマンスができる)」という確信が持てていない(腹が決まっていない)状態で「出演決定」と発信されてしまったら、普通に考えて焦るし、困るでしょう。

第4段階:平成フラミンゴの動画に対して、コムドットは感情的なツイートなどせずに、ただ「平成フラミンゴの動画の説明には、コムドット側との認識の違いや事実誤認が含まれており、ファンのみなさんを誤解させてしまう内容となっていたため、双方で事実確認をした上で、後日動画できちんと説明をするので待ってて欲しい」と伝えれば良かった。願わくば、そこに「平フラとは信頼関係のある友達なので、ファンのみんなを悲しませるようなことは絶対にしないから安心して待っていて欲しい」といった一言があれば、コムドットの優しさや男気はもちろん、平フラとの友情関係や信頼関係の強さも伝わったことでしょう。それも、当時平フラ2人と連絡がつかない状況で困っていたことが後に明かされれば、尚更その度量の大きさや平フラへの信頼の強さが感じられ、視聴者はコムドットの対応を評価したはずです。

平フラから爆弾動画を投下され、誤解が広まったまま連絡がつかないから、批判覚悟の攻撃的なツイートで強引に返事をさせるという対応に、賛同や共感ができる人はほとんどいないでしょう。「友達」関係を強く訴えるつもりなら、友達とは思えない言葉遣いで相手を脅すようなツイートなどするべきではありませんでした。

コムドットは今後どうすべきか?

私がコムドットに望むのは、「今回の騒動の発端や原因はそもそもどこにあったのか」を主催・プロデューサーの立場から「自分原因説」で考えて、自分達の非に目を向け、きちんと理解し、受け止めた上で、誠意をもって平成フラミンゴに謝罪をすることです。

問題の根源を理解できておらず、自分達の非を認められていない状態での謝罪では、絶対に相手に届きませんし、相互理解にも歩み寄りにも関係回復にもつながりません。だから4者間での話し合いも、平行線のまま納得のいかない終わり方となってしまったのでしょう。

平フラがどのような返答をするかは別として、まずはコムドットが自分達の非を認めて、誠心誠意謝罪をする姿勢を見せ、その上で、「平成フラミンゴには、自分達の力不足により大変な迷惑をかけ、参加してもらうことができなくなってしまい、ファンのみんなには本当に申し訳ないことになってしまったけど、そんな自分達を信じて参加してくれる他のクリエイター達のためにも、そしてイベントを楽しみにしてくれているみんなのためにも、このイベントは絶対に成功させるから、もう一度僕たちを信じてついてきてほしい。期待していてほしい」といったメッセージを、ファンたちに向けて発信すべきだと思います。

平フラとの一件をこのまま放置して(これで終わったことにして)イベント当日を迎えてしまっては、ファン達はもちろん、他のクリエイター達も会場の空気を気にしなければならないためやりづらく、全員が心から楽しみ、盛り上がれるイベントにはならないのではないでしょうか。

最低でも、他のクリエイター達の元へ足を運んで、迷惑をかけてしまったことを直接謝罪をするとともに、イベントに向けて一緒に頑張ろうと士気を高め合う動画を公開したほうがいいのではないかと思います。

もちろんこの場合も「自分達の主催・プロデューサーとしての非を理解し、きちんと受け止めた上で」という前提です。自分達の非を認めず、平フラの対応に納得がいっていない状態では、他のクリエイター達もコムドットの言葉を受け止めづらいはずだからです。

平フラは、コムドットのイベントに出たいと思ってくれていて、当人達は出演するつもりで色々と対応や検討をしてくれていたわけですから、まずは何よりもそのことに感謝の気持ちを持った上で、少なからず自分達の力不足が原因で、無念にも出演できない状況にさせてしまったことについて謝罪をするのが、主催・プロデューサーとしての筋を通す妥当な対応ではないかと思います。

6. まとめ

上記つらつらと自分の考えを説いてしまいましたが、いずれの場合であっても、おそらく平フラはコムドットが非難されることや責められること、それによってイベントが失敗してしまうことは求めていないでしょう。

そのためコムドットを悪者にすればするほど、平成フラミンゴは精神的に辛い思いをするはずです。

だからこそファン達は、これ以上コムドットを責めることなく、彼らの判断と行動を見守るしかないと思います。

私は、平成フラミンゴもコムドットもチャンネル登録しており、2組のコラボ動画が大好きだったので、今回の件で両者の関係が悪化して、これまでのような動画が見られなくなったり、(本人達の間では解決したとしても)視聴者がスッキリしないまま、以前と同じように楽しめなくなったりすることだけは避けてほしいと思います。

CDFを成功させてほしいことはもちろん、少しでも早くコムドットと平フラの2組の関係性が元通りになり、これまでのように楽しいコラボ動画を見せて欲しいと願っています。

そしてそれは、実は全く難しいことではなく、コムドットが自分達の非を認めて、誠心誠意謝罪するだけで、両者のわだかまりは解けるものと思っています。

ぜひ、コムドットには本イベントの主催者・プロデューサーとして、正しい筋の通し方、事態の収集の付け方をして欲しいと思います。

7. 追記

7/5に平成フラミンゴが動画投稿を再開するとともに、SNSで2人から本件に関する書面でのコメントが投稿されました。

諸々の判断も考え方もコメントの言葉選びも適切で、とても真摯な大人の対応だと思います。

また、7/7にコムドットも動画投稿を再開し、動画の最後にリーダーのやまとから今回の件の謝罪がなされました。

平成フラミンゴにも連絡をして謝罪をした旨、話してくれており、私はこれで満足できました。

概要欄には以下のように書かれています。

本日より動画投稿を再開させていただきます。 改めて今回の件でファンの皆さんを不安な気持ちにさせてしまい本当に申し訳ありませんでした。 7/1の動画投稿からコメント欄や世間の皆さんからいただいた意見を受け止め、チームでたくさん話し合いました。その上で反省しなければいけないこと、成長しなければいけないところがハッキリしました。変えなければいけないことはしっかりと改善し、自分たちの信念として貫きたいことは大切にしながら今後も活動していきたいと考えています。今すぐにとは難しいと思いますが、今後のコムドットの言動を見て応援するかどうか判断していただければと思います。 動画の最後に僕の現在の気持ちを話させていただいたので、ぜひそちらも見ていただけたら嬉しいです。 (概要欄やまと)

こうして真摯に謝罪をしてくれて本当によかったです。

やまと1人ではなく5人全員で謝罪するべきだと思う方もいるかもしれませんが、私はこの形で良かったと思います。

仰々しく大事にすればするほど、無駄に後を引く形となってしまうからです。リーダーとして1人矢面に立って筋を通した、という形で、本件は収束かなと思います。

今後の2組の活動と、そう遠くない未来でのコラボ動画の再開を期待して待ちたいと思います。

4 Comments
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匿名
匿名
7 months ago

どちらのYouTuberも動画を見たことがなくイベントもトラブルも知らなかったのですが記事はとても興味深くて、おもしろく読ませていただきました。
企画側から「出してやる」って高圧的印象を受けました。”今後どうすべきか?”のところ本当にその通りだと思います。今の世の中、そういった姿勢は古くさいみたいに思う人もいるかもしれないけど、謙虚な姿勢は大事だと思います。大きいイベントならなおさら…。

匿名
匿名
Reply to  匿名
7 months ago

同じくです。
知らないのでそこまで頭に入ってこない部分もありながらもなべおつさんの推理部分になるとかなり楽しく読ませて頂きました。
縺れた糸が解ける快感がありました。
こういうなべおつさんが興味のあることについて書かれたもの(今回のように自分の範囲外のものでも)を読んでみたいと思いました。
無事に収まってよかったですね!