ナンパが上手い人は基本的にコミュ力が高いですが、コミュ力が高い人というのは、実は「想像力」が高い場合が多いです。
ここでいう想像力とは、「こういう相手に、こうやって話しかけたら、どんな反応をするか? それに対してこちらからどう返せばウケるか? 興味を持ってもらえるか? どういう言い方をすれば相手を不快にせずに済むか?」といったことを、話しかける前や、会話をしている最中に想像できる力のことを指します。
たとえば(個人的に大好きな)くりぃむしちゅーの上田さんは、「日本一の司会者」と言われる(いじられる)ほど仕切り上手で、コミュニケーション上手です。彼の話し方を聞いていると、相手に質問をする時点で、ある程度返答を予測していることがよくわかります。
つまり「自分がこう問いかけたら相手はどう返してくるか?」、あるいは「相手のこういう反応を引き出すには、自分はなんと質問すればいいか?」ということが、無意識レベルで想像できているのです。だからツッコミも早いし、会話の組み立てに変な間が生まれることがありません。
こうした想像が高い精度でできると、ナンパの「イケるイケない」の判断が、声をかける前からできるようになります。声をかけてからも、戸惑うことなくテンポのよいコミュニケーションができるため、ナンパの成功率が高くなります。
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ナンパには型(パターン)がある
たとえば「こんばんはー」と声をかけたら、基本的には以下の3パターンしかありません。
①「こんばんは〜」と返してくる
②「え…?」と不思議そうな反応をされる
③ 無視される
相手の外見や雰囲気的に、声をかけたらこれら3つの内どのパターンになるかは、声をかける前からなんとなくイメージできるものです。
とすれば、その反応に対してどうアプローチしていくかというシナリオは、実は声をかける前から作ることができてしまうということなんですね。
こうしたシナリオがイメージできるようになると、ナンパの心理的ハードルは一気に下がります。
だって、相手がどういう反応してくるか分かっていて、それに対して自分がどう返すかも、(少なくとも頭の中には)インプットできているわけですから。面食らうことなく、落ち着いて会話を展開していけるはずです。
あとは実践を繰り返して、脳内だけでなく体にも慣れさせ、実践を通して色んなパターンをインプットしていくことで、ナンパの技術が磨かれていくという寸法です。
もちろん最初の内は、声掛けからの一言二言はテンプレート化できても、その後のやりとりはアドリブで行う必要があるので、中盤から落としこみにかけてのコミュニケーションに戸惑う人も多いでしょう。
しかしナンパで最も難しいのは、序盤の「他人の壁」を突破することです。なので、想像力によって、「この人にはどんな声のかけ方をすれば相手をしてくれそうか?」というのが読めるようになれば、この壁を突破しやすくなり、ナンパの成功率は上がっていきます。
想像力を鍛えるには「脳内ナンパシミュレーション」が有効
想像力を鍛えるためには「脳内ナンパシミュレーション」が有効です。普段一人で歩いているときから、可愛い子を見つけたら「その子が何の目的で今ここにいるのか、どんな性格で、何を考えながら歩いてるのか、声をかけたらなんて返されるだろうか」ということを、勝手に想像していきます。