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なぜ、女性とのデートは男が全額おごるべきなのか?

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※この記事は2017.9.14にnoteで公開したものです

男女間論争の永遠のテーマといっても過言ではない「奢る、奢らない」問題。

最近みつけた下田美咲さんの「cakes」の連載に、「奢ってくれないと困る。あなたのことを性的な目で見たいから」という記事がありまして。

これまで見てきた女性目線の「デート代は男に奢ってほしい論」の中で、もっとも共感できて、かつ男性に救いを与えてくれる視点だったのでここで紹介します。

奢ってくれないと甘えられなくなる

下田さんの考えは、「性的対象に見えなくなるから奢ってほしい」というものです。

これは「お金持ちの人じゃないと性的対象に見えない」ということではなく、会計時に(どちらがいくら払うとか)気を使うことになると、真面目モードになって甘えられなくなるので、性的対象として見れなくなってしまうということです。

というのも、下田さんは尋常じゃないほどの甘えん坊だからです。

彼氏のことは、部屋の中では座椅子にしたいし、 いつでもどこでも背もたれにしたいし、一緒に電車に乗るのであれば、私のつり革は彼がいい。ハンモックになってほしいし、脚置きでいてほしい。

これは相手を支配したいとか、自分の言いなりにしたいとか、そういう意欲ではない。私はただ、恋人の隣では、赤ちゃんのように守られて、ぐにゃぐにゃで過ごしたい。ずーっとベタベタしていたいし、デレデレしていたい。

こうした極度の甘えん坊である下田さんからすると、お会計のシーンのたびに「あ、じゃ、これ私の分で」としっかりしなければならないと甘えモードになれないし、そんなにコロコロとキャラを切り替えることもできないから困るということなんですね。

そのため、好きになる可能性のある男性とのデートでは、断固として払ってもらいたいという思いで、財布を出すそぶりさえしないというのを26年間貫いているんだそうです。

それによって相手からの評価が下がるとしても、心から甘えられない相手ならいずれにせよ恋愛対象(性的対象)として見られなくなってしまうから、仕方ないと割り切っているといいます。

心から甘えられない人に
ベッドの上でだけ男らしくされても…

また、奢ってくれない(=下田さんを甘えさせてくれる器がない)のに、その後のベッドの中だけで男らしくされることにも違和感があるようです。

男の人って、ベッドで甘えさせてくれる時が1番男ぶるから、実際その時が1番男らしくてカッコイイ瞬間だと思うのだけど、そんなイチャイチャモードの時にどれだけ男ぶってて男らしいことを囁いてくれたとしても、でもこの人ってお会計では私を甘えさせる器ないんだよなぁ、って思っちゃうどうしても。 ワリカンのくせにエロいこと言ってる……って、なんというか辻褄が合わない。

たしかに、甘えてくる彼女に対して自分も好意をもって受け止めていたのに、会計のときだけ急に冷静になって「じゃあ2,000円だけ頂戴」とか「ここワリカンでいい?」というのは、男から見ても男らしくないというか、なんかいたたまれない空気になるのがわかる気がします。

それでいくらか女の子にお金を出してもらったあとに、ベッドでは自分の性欲をしっかり満たすという、、、うん、想像しただけで抱かれたくないですね(笑)

ちなみに、下田さんが言っているのは奢ってくれないと「性的対象として」見られなくなるということなので、友達なら全然ワリカンでいいし、ワリカン男子自体をダメだと思っているわけではありません。

奢ったけど抱けぬまま終わった男に救いを与えてくれる

下田さんの考えに共感できるのは、女性側の持論でよく見る「女はメイクやオシャレにお金かけてるんだから男が払うべき!」とか「男性の方が稼ぎが上(であるべき)なんだから払ってほしい!」といった、女性都合だけの理不尽な主張になっていないからです。

男性にとっても、女性に奢るのは「性的対象として見られる男であるため」と考えられれば、数千円を回収することよりも、むしろ会計を気にさせず、財布を出させる気遣いすらさせないように振る舞う方が、ずっと重要なことだと思えるはずです。

なぜなら「全額奢る自分は女性から性的対象として見られる男らしい男」と思い込むことができれば、それは「男としての自信」となって雰囲気や所作に現れ、モテにつながっていくからです。

男が自分のことを「男らしい」と感じられるのは、女性関係における振る舞いが大きく影響します。もちろん思い込みよるところも多いわけですが、その思い込みこそが、男としての自信を育んでくれるのです。

一見「女に毎回奢らされてる」とか「女に媚びている」といったネガティブな捉え方ができる事柄だけに、ポジティブな思い込みに転換できた方がよっぽど利点が多いといえます。

もちろん奢ったからといって性的関係を結べるわけではありませんが、少なくとも性的対象として「ナシ」の烙印を押される要因の一つは逃れられているわけですから、何もなかったとしても自分への慰めになるでしょう。

ちなみに私はナンパした子にはもちろんおごりますし、2人きりでご飯にいった女の子にも、基本的には無条件で全額おごる派です。それは単純に、女の子に「○○円だけ頂戴」とお願いする瞬間が気まずいから、その苦痛を味わうくらいだったら、数千円くらい気持ちよく出した方が気が楽だからです。

そのため、高額の負担になるときはちょっと抵抗がありますし、翌日になって「使いすぎた…」「何やってんだ自分は…」と後悔することもあります。

しかし下田さんの記事を読んで、「数千円を徴収して性的対象から外されるよりは、性的関係に発展する可能性が残ったんだからいいや」と考えればうまく溜飲を下げられそうだし、「性的対象として見られる男であるため(つまり自分のため)に奢ったんだ」と考えれば、そのお金も生きた投資なんだと捉えられるようになりました。

実際に性的関係に見られているかどうかはまた別の話ですが、男にとっては「奢ったこと」に対して自分の中で意味のある理由付けができるかどうかが、結構重要なことなのです。

その意味で、「あなたのことを性的な目で見ていたいから奢ってほしい」という視点は、男が奢る動機付けとしてこの上なく見事な表現で、男性に救いを与えてくれる金言だと思いました。

まとめ

ということで、私は今後、女性が財布を出すそぶりをしないからといって「こいつは礼儀がなっていない」とか「奢られて当然と思ってるとは高飛車な女だ」と捉えるのではなく、「この子は全面的に自分に甘えてくれたんだ」と考えることにします。(合コンは別)

もちろん「こんなクソみたいなデートにお金払う気になれんわ…」という、ネガティブな意味で女性が財布を出そうとしない可能性もありますが、それは自分の責任でもあるので仕方ありません。

まずは相手を楽しませ、満足させてあげられることを前提として、そのうえで相手が財布を出すそぶりもなく会計を任せてくれたら、(肉体関係には至らなかったとしても)「自分に全面的に甘えてくれたんだ」と前向きに捉えることにします。

ぜひあなたも実践してみてください。

> 「奢ってくれないと困る。あなたのことを性的な目で見たいから」

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