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『ワンピース』がつまらなくなった理由を解説するブログはじめました。

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普段のテーマと全然関係ないのですが、『ワンピース』はなぜつまらなくなった?最近あまりにもひどいので理由を書くという記事を書いたところ、思いのほか読まれまして、このテーマをもっと掘り下げて細かく語りたい欲が出てきたもので、「onepiece」というカテゴリーにて記事を更新していこうと思います。

上記の記事は2018年8月に公開したものですが、最近になって検索流入がガンガン増えており、「あぁ、やっぱりみんな “面白くなくなった” と感じているんだなぁ」と実感しています。

今後、妄信的なファンが今のワンピースを絶賛し続けるようだと、間違いなくワンピースの人気は落ちていくでしょう。

これは「長期連載だから飽きられる」という話ではなく、単純に作品の「質」が著しく低下した結果、これまで私たちが熱狂してきたワンピースとはまるで別物の作品に成り下がってしまっているからです。

また「ワンピースは少年漫画だから、大人になるにつれて面白くなくなるのは仕方ない」という話でもありません。当方32歳ですが、「新世界編」以前のワンピース、特に初期の頃のワンピースは、今読んでも(大枠の部分では)非の打ち所がないレベルで最高に面白い作品だと感じますし、初見の大人が今から読んでも十分楽しめると自信を持っておすすめできます。

なぜここまでワンピースがつまらない作品に成り下がってしまったのか、それは集英社が(ファンを喜ばせるためという大義名分で)「ワンピースビジネス」を拡大させすぎた結果、もっとも重要な本編の「質」を維持(ないし向上)させるための時間を尾田先生から奪い続けているからです。

週刊連載ってだけでも激務なのに、巻頭カラーが多い上「ONE PIECE magazine」やら「ビブルカード」やら「イラスト集」やら、関連商品でとにかく描きおろしをさせまくる。TwitterやInstagramのネタとしてイラスト付き直筆コメントを求めまくる。定期的に映画の総合プロデューサーをやらせるなど、とにかく尋常じゃないくらいの仕事を振っています。

こんなに仕事が詰まっていたら、本編のシナリオを細部まで突き詰め、絵にこだわって作品を描くことなどできるはずもありません。

絵のうまさや見やすさから、ストーリー自体が多少退屈でも毎週食い入るように読んでいた私ですが、最近(特に「ホールケーキアイランド編」以降)は目も当てられないレベルに絵の質が落ちてきており、失望を隠せません。

構図へのこだわりや挑戦はほぼ見られなくなり、なんとか締め切りに間に合わせるために、描き慣れた構図や描きやすいアングルで手抜きして描いていることが伝わってきます。

「ワノ国編」の絵を見てみてください。アシスタントの背景ばかりが丁寧に描かれていて、尾田先生が描いているキャラクターたちは落書きのようなレベルにまで省略されています。セリフにキレも深みもなく、キャラクターの心情や個性も細かく描ききれなくなっています。

尾田先生も編集部も、こうしたワンピースの質の低下に気づいていないのでしょうか。気づいているのに、今のままでいいと思っているのでしょうか。ジャンプの人気投票がずっと1位で、単行本も売れ続けているから「支持されている」と勘違いしているのでしょうか。

私が一番憤りを感じるのは、ワンピースの担当編集者たちです。この人たちが原稿の質を上げるための仕事(本来の編集者の仕事)をせず、尾田先生から時間を奪う企画ばかりするから、ワンピースはここまでつまらない作品になってしまいました。

お願いですから、尾田先生に本編の執筆に集中させてあげてください。。

「新世界編」以前のような、ドキドキワクワクさせてくれるワンピースを返してください。

一部の妄信的なファン(ワンピース好きの芸能人も含む)を除いて、「正直つまらなくなってるけど惰性で単行本を買い続けている(再び持ち直してくれることを期待して応援し続けている)」というファンはかなり多いのではないかと思います。

何を隠そう、私自身がその立場であり、一刻も早くワンピースが元のクオリティを取り戻してくれることを期待しています。

今のようなクオリティでワンピースの残りのエピソードが削られていってしまうことに、本当に耐えられないのです。。

このまま改善されないようだと、今後「ワンピース つまらなくなった」というキーワードの検索数は劇的に上がっていくでしょう。

このブログでは、ワンピースの大ファンである私が、「新世界編」以降のワンピースのダメな点を指摘しつつ、こうしておくべきだったという改善案を出していこうと思います。

もちろん「さすが尾田先生…!」と絶賛したくなるポイントも多々ありますので、ポジティブな部分も指摘しつつ解説していこうと思います。